一説では「たるみやシワはなるべく触らない方がいい」と言われていたりします。これはどういうことなのかというと、無理にたるみやシワを伸ばすようなスキンケアをしていると、たるみ度合いがひどくなったり、シワの溝が深くなってしまいますよ、ということです。なので、必ずしも触ってはいけないというわけではないんですよね。触らないとできないケアもありますからね。触って頬のたるみをケアする方法はたくさんありますので、無理のない範囲で行うようにしてあげたいものです。ここでおすすめしたいのが「ハンドマッサージ」です。エステなんかでも頬のたるみのケアに使われる方法で、やり方さえわかれば自宅で一人でできちゃうので、自宅で誰でもできる3つのハンドマッサージをご紹介しておきます。
頬のたるみは主に脂肪の蓄積、乾燥を原因とするのですが、これらを引き起こしているのが血流の悪さだったりします。つまり、血流を改善させるということがすごく大事になるのです。顔のまわりにはいくつものリンパがありますので、リンパを刺激してあげることによって簡単に血行をよくすることができます。例えば、耳の下や鎖骨をマッサージをしてみましょう。耳の下、鎖骨、いずれもリンパが集まっている部分だと言われていますので、指の腹で押してみたり、親指でさするようにマッサージをすることによって簡単に血流を改善させることができます。耳のリンパは耳の下から少し奥側にあります。何も付けないでお肌をマッサージすると皮膚が擦れて血流が悪くなってしまうことがあるので、ボディクリームなどを使って行ってあげるといいです。
頬がたるんでしまっているということは、単純に頬のまわりの筋肉が垂れ下がってしまっているということですよね。そこで効果的なのがリフトアップ(引き上げ)マッサージなのです。やり方はとっても簡単です。口角あたりから耳のあたりに向かって、手のひらを使って下から上へ引き上げるようにマッサージしてあげるだけです。左右10〜15回ほど行ってあげると効果的です。ただ、あまり強くこすってしまうと血流が悪くなることがあるので、強く力を入れるというよりも筋肉をゆっくりと引き上げるイメージでマッサージをするようにしてみましょう。お風呂あがりなど血行がいい状態で行ってあげるとより効果的です。簡単にできるので暇さえあるときにやるような習慣がつけられるといいですね。
その名のとおりのマッサージなのですが、詳しくやり方をご紹介します。人差し指・中指・薬指の3本の指を使って、内側から外側へ向けて、少し上向きに引き上げるようにくるくると小さく円を描きながらマッサージをしていきます。くるくるマッサージは、クレンジングをしたりするときに一緒に行ってあげるといいです。クレンジングのときにくるくるとマッサージをすると、汚れが密着して落ちやすくなるので、洗浄力を高めながらリフトアップ効果も得られるようになります。ある程度力を入れながら行うのですが、目元周辺は皮膚が薄く、こすると血行が悪くなりやすいので、目元周辺は気をつけてください。頬のまわりだけ少し力を入れてあげるようにしてください。クレンジングのときにマッサージをするなら、各部位10秒ぐらいかけて丁寧に行ってあげるといいです。